参考書

シーケンス制御の参考書を紹介します。参考書といってもたくさんの種類があります。分かりやすい参考書もあれば、分かりにくい参考書もあります。 分かりにくい参考書は、いきなり電気回路の公式から始まったり、とっつきにくい傾向にあります。 そこで実際に私が見て分かりやすく、私が理解しやすかった参考書を紹介します。

「シーケンス制御を活用したシステムづくり入門」

この本はわたしのおすすめです。これからシーケンス制御を始める人向けですが、設備等を少し知っている必要があります。 知っているといっても、シリンダなどが分かればいい程度です。内容は非常に分かりやすく、初心者から分かりやすい説明になっています。もちろん図を使った説明もあるのでイメージしやすいです。 又、ある程度のレベルの人が読んでも勉強になると思います。単純にシーケンス制御の説明だけで終わらず、ラダー図製作の考え方まで説明されている大変良い参考書です。

「マンガでわかるシーケンス制御」

初心者向け。表紙を見ると一見何の本か分かりませんが、マンガで書いてあるので分かりやすく、サクサク読めます。又、全部がマンガで構成されているわけではなく、マンガの後に普通の説明も書いてあります。 マンガ自体はおもしろいのかは分かりませんが、内容は非常に分かりやすいと思います。これからという人向けです。ただし2章でいきなりPID制御が出ていますが、シーケンス制御初心者のうちは難しいので、読むだけ読んで次に行ったほうが無難です。

「シーケンス制御の基本と仕組み」

初心者向け。基礎を中心に説明しています。リレー制御(回路)がメインで説明されています。リレー回路をじっくり勉強したい方向けです。 リレー回路はラダー図の基本なのでしっかり理解しておくことをお勧めします。

「使いこなすシーケンス制御」

どちらかと言うと、現在シーケンス制御関係の職場向け。と言っても上級者向けではなく、初心者から分かりやすく説明されています。社内の移動などで急にシーケンス制御が必要になった場合、教えてくれる職場の方はいるのですがなかなか理解ができない人向けです。 職場に1冊あってもいい本だと思います。

「図解でわかるシーケンス制御の基本」

初心者向けではありますが、基礎を徹底的に重視した参考書。ここまで基礎が必要なのかと思いますが、知っていて損はありません。ある程度上達すれば基礎はついてきますが、電気回路については、そのような関係の制御をしないと身につきません。 (オームの法則や電流、電圧等)制御もでき電気関係もという人向けです。

「PCシーケンス制御」

初心者向けではありません。初心者向けとはシーケンス制御に対してと、参考書に対してもです。普段参考書を読んだことがないようでしたら、お勧めできません。 ある程度参考書に慣れた人向けです。

「いちばんわかるシーケンス制御」

ロジックシーケンスなどが記載されています。論理回路が得意な人は是非読んでみてください。ただPLCとしては一般的ではないような気もします。

何冊か本を紹介しましたが、私がみて読みやすいかどうかなので、読む人によっても違うと思います。それと参考書のほとんどが初心者向けです。 基礎ができれば実力はしっかりついてくると思います。又、参考書はシーケンス制御の説明なので、ラダー図の描き方が主ではありません。 ある程度上達すれば、各PLCメーカーのマニュアルを読んで勉強してください。ソフト屋さんにとって、マニュアルはなくてはならない存在です。

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